夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
・・・

すると、

月明かりに照らされた

男の人が一人、

そこに立っていた。

・・・

「こんな真夜中に、

そこで何をしてるんですか?」

私の質問に、

答えることはせず、

ゆっくり近づいてきた。

・・・

「あなたを目覚めさせたのは僕です」

「・・・え?」

「あなたに会いたくて」

・・・

その時初めてその男の人の顔が見えた。

・・・

とても優しい顔立ち。

・・・

初めて会うのに、

どこか懐かしい・・・

・・・・

「あなたは誰?」

「そのうち分かりますよ。

王様なんかじゃなく、

私に恋をしてください」
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