夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
・・・

同じ名前の別人よ。

そう思うことにした。

・・・

部屋に帰ると、

夢斗が起きていた。

・・・

「こんな夜中に、

どうしたんですか?」

心配そうに私を見つめる。

・・・

「ごめんなさい。

目が覚めちゃって。

ちょっと夜風に当たりに」


「そうですか・・・

しかし、夜風はよくない。

さぁ、ベッドに入って」


「うん・・・

ねぇ、夢斗」


「なんですか?」


「子供が、大人になる魔法なんて、

ないよね?」


「よく知ってましたね?

ありますよ。数時間しか持ちませんが、

階級の高い魔法使いなら、

使えるモノです・・・

なぜそんなことを?」
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