夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
廊下で、夢斗とすれ違った。

・・・

夢斗は、かなり驚いていた。

人事課にいるはずの私が、

社長の後ろをついて

歩いているのだから無理もない。


私は夢斗に、軽く頭を下げて、

歩いて行った。



「榊原 夢斗」


聖夜が夢斗を呼んだ。


「なんですか?」


「今日から、

夢帆は私の秘書になりましたよ?」


「・・・そうですか」


夢斗の表情は、いつものまま。

「夢帆のすべては、

私がもらいます」

夢斗の表情が、一変した。
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