のたお印の短編集
「わり」

嘲るように笑う耕介。

「俺ぁパスだ。おめぇみたいな『乳臭ぇの』」

「っ…!」

次の瞬間、雛罌粟は耕介の顎を掌底でかち上げる!

「ぐぉっ!」

二、三歩よろめく耕介。

その腹に後ろ廻し蹴り!

「うぐぉっ…」

思わず体をくの字にする耕介の頭に。

「!!」

雛罌粟の踵落とし!

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