のたお印の短編集
だが、耕介はこれを寸前で回避していた。

「そんだけ強ぇのに、さっきの小僧どもに体を開いて甘んじてたのか?」

「言ったでしょう?」

クスクス笑う雛罌粟。

「私は『そういうの』が好きなんです」

「変態か」

「嗜好の違いは人それぞれです」

会話もそこそこに、雛罌粟の廻し蹴り!

そこから後ろ廻し蹴りの連続技!

その後ろ廻し蹴りを片腕で受け。

「きゃっ!」

耕介は軸足を払って転倒させる!

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