のたお印の短編集
ウリエルが見上げる空。

そこには巨大なドラゴンにまたがり、右手に毒蛇を持った天使の姿。

ウリエル達の前で天使の姿を模したのは、天の軍に対する皮肉か。

悪魔達の支配者階級に位置する大悪魔、アスタロト。

ベルゼブブと並ぶ悪魔の大軍団の上位である。

「ウリエル、ラファエル」

「怪我はないか」

下位悪魔達をその剣で蹴散らし、ようやくウリエル達のもとに駆けつけたミカエルとガブリエル。

四人の熾天使とベルゼブブ、アスタロトは対峙する。

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