のたお印の短編集
瞬く間に五体が破壊された。

たった一人の改造人間によって。

五体とも、人間を遥かに凌駕するスペックの改造人間だというのに。

「…もうこれ以上手を出すな…」

ゆっくりと歩を進めながら、10号は言う。

「力のコントロールが上手くできないんだ…手加減してやる事が出来ない…」

「き…貴様ぁあぁぁぁあぁっ!」

下に見られた。

愚弄された。

新参者の10号の発言に憤りを覚えた3号と8号は、空高く跳躍する!

落下速度を上乗せした強力な蹴りで、10号のボディを二人がかりで粉砕する!

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