のたお印の短編集
当然、それだけで済まされる筈もなく。

俊平は冴子の全てを蹂躙する。

神聖なる学び舎の一角で、生徒の模範たる生徒会長が、一男子生徒に貪られる。

それはそれは、淫靡な光景。

…俊平が満足するまで冴子を侵略した後。

「なぁ冴子」

グッタリと裸体を床に投げ出している冴子に、俊平は問いかける。

「何で俺にこんな契約を持ちかけたんだ?お前はその…」

これだけの事をしておきながら、俊平は今更頬を赤らめる。

「俺の事が好きなのか?」

「え…」

驚いたように瞳を見開いた冴子は。

「ふ…ふふっ…あはははははははははっ!」

笑った。

嘲笑した。

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