のたお印の短編集
「好きな訳ないじゃない、蟲なんて!」
立場逆転。
先程まで従順だった冴子は、支配者としての強い光を瞳に宿す。
「『最底辺』で『蟲』たる貴方に、『頂点』で『生徒会長』たる私が虐げられる、そのシチュエーションに燃えるだけ。恋愛感情なんて皆無よ」
裸体を床に投げ出したまま、それでも冴子は、俊平を『見下ろしていた』。
「『石動 俊平』の貴方には何の価値もないわ、価値があるのは『最底辺』としての貴方だけよ…」
立場逆転。
先程まで従順だった冴子は、支配者としての強い光を瞳に宿す。
「『最底辺』で『蟲』たる貴方に、『頂点』で『生徒会長』たる私が虐げられる、そのシチュエーションに燃えるだけ。恋愛感情なんて皆無よ」
裸体を床に投げ出したまま、それでも冴子は、俊平を『見下ろしていた』。
「『石動 俊平』の貴方には何の価値もないわ、価値があるのは『最底辺』としての貴方だけよ…」