てーつなご。
おばちゃんは一瞬顔を歪めて
からすぐに笑顔になった。
「そうだね、歩ちゃんがいい子で
待ってたらきっと、はやく帰って
くるよ。」
そう言って優しく笑ってくれた。
『なら、あゆ絶対いい子にして
待ってる!!』
「えらいねえ、歩ちゃんは。
あ!!もうこんな時間じゃない。
歩ちゃん、もうすぐうちのバカ息子
が帰ってくるから、仲良くして
あげてねっ♪」
そう言っておばちゃんはキッチン
の方へ行ってしまった。
バカ、むすこ?
………?
歩はおばちゃんの言っている
意味が理解しきれなかったようで、
とりあえず玄関で待ってみることに
した。