あなたのにおい




「えぇぇぇえぇえぇ!大海にコクられた!?っでどうしたの?」



親友の泉が大声で叫ぶ



「しぃぃぃー!声大きいわバカ!」



幸いにも
次は移動教室だったから
教室には
美於と泉の二人だけだった


「ごめんごめん(笑)それでOKしたの?」



泉が真剣な目で
問いかけてくる



「してない…だって直哉をそういう目で見たことないし。好きなのかわかんない…」


でも
前より直哉のことを意識しているのは確かだ。



「あんなに美於のことわかってる人はいないよ!昔の美於も今の美於も私より知ってる。」



泉は何故か悲しそうだった。



昔の私も
今の私も一番よく知ってるのは
確かに直哉だ。



付き合ってみてもいいかな?……
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