うさぎとねこ
部屋に入り、髪をほどく。
髪を梳きながら着替えていると
自分が映る鏡が目に入った。
髪を下ろすとますます『あの人』に似てしまう。
「紅葉……なんで…
なんで紅葉は……
私を好きになったのよ」
私達の関係が壊れることは
わかっていたはずなのに。
なんで好きになったの。
なんで告白してきたの。
なんで……
『あの人』の想いを断ったの。
あなただって『あの人』が好きだったんでしょう?
だから毎日会いに来ていた。
今日は行ってもいい?って
キラキラした目で言ってきた。
『あの人』と付き合えばよかったのに。
そしたら誰も傷つかずにすんだのに。
髪を梳きながら着替えていると
自分が映る鏡が目に入った。
髪を下ろすとますます『あの人』に似てしまう。
「紅葉……なんで…
なんで紅葉は……
私を好きになったのよ」
私達の関係が壊れることは
わかっていたはずなのに。
なんで好きになったの。
なんで告白してきたの。
なんで……
『あの人』の想いを断ったの。
あなただって『あの人』が好きだったんでしょう?
だから毎日会いに来ていた。
今日は行ってもいい?って
キラキラした目で言ってきた。
『あの人』と付き合えばよかったのに。
そしたら誰も傷つかずにすんだのに。