うさぎとねこ
合唱祭
「合唱祭?」
鞄や机の中を整理していると
友達の三森 涼太が
話題を振ってきた。
来月の始めに合唱祭があり
金賞にはちょっとしたご褒美がある。
涼太はそれがどうしてもほしいらしい。
「……で、なんでその話を俺に?
もう残り日数も少ないし
俺、参加しないつもり
だったんだけど」
と言うと涼太は少し息を潜めて
「須川ってさ、
かなり歌上手いんだよ。
だから協力してもらえるように
頼んでくれねぇかな?」
と言ってお願いされた。
「…………別にいいけど…
うまくいくか分からないよ。
………色々あったから」
と言うと涼太は首をかしげながらも
「……じゃあ、頼んだぜ。
無理なら無理でいいから」
と言って涼太は自分の席に戻った。
舞は…もう来てるな。
俺は舞に話しかけようと席を立った。
鞄や机の中を整理していると
友達の三森 涼太が
話題を振ってきた。
来月の始めに合唱祭があり
金賞にはちょっとしたご褒美がある。
涼太はそれがどうしてもほしいらしい。
「……で、なんでその話を俺に?
もう残り日数も少ないし
俺、参加しないつもり
だったんだけど」
と言うと涼太は少し息を潜めて
「須川ってさ、
かなり歌上手いんだよ。
だから協力してもらえるように
頼んでくれねぇかな?」
と言ってお願いされた。
「…………別にいいけど…
うまくいくか分からないよ。
………色々あったから」
と言うと涼太は首をかしげながらも
「……じゃあ、頼んだぜ。
無理なら無理でいいから」
と言って涼太は自分の席に戻った。
舞は…もう来てるな。
俺は舞に話しかけようと席を立った。