叶わない恋に、恋をした
「えーとねぇ…。まぁとりあえず、可愛いとこでしょ?‥それに、俺にだけ甘えてくれるとこ。‥いつになっても初々しい態度…」
そう言うと大塚くんは恥ずかしかったのか、プイと背を向けてしまった。
「あー、俺。今でもみいちゃんを最上級な気持ちで想ってるんだ〜」
ふふ、重いでしょ?
見えない顔は今、きっと。
真っ赤に火照っているのだろうな。そう思いながら、私はギュッと零れかけた涙を飲み込んだ。