廻音
あれはいつだったか。
來玖さんがパスタを作ってくれた少し前。
姉と御伽噺でお茶をした。
何を話したんだっけ。
思い出せないくらい、きっとどうでもいい話だ。
暫くして、私は御手洗いに立った。
戻って来たら姉が私の携帯をテーブルに置くところだった。
「何?なんかあった?」
「ううん。廻音の携帯、状態良いなって。
傷もあんまり無いし、ほら、私のなんてボロボロ。
大事にしてるのにね。」
なにそれ、って笑い合って、それから…それからどうしたんだっけ。
來玖さんがパスタを作ってくれた少し前。
姉と御伽噺でお茶をした。
何を話したんだっけ。
思い出せないくらい、きっとどうでもいい話だ。
暫くして、私は御手洗いに立った。
戻って来たら姉が私の携帯をテーブルに置くところだった。
「何?なんかあった?」
「ううん。廻音の携帯、状態良いなって。
傷もあんまり無いし、ほら、私のなんてボロボロ。
大事にしてるのにね。」
なにそれ、って笑い合って、それから…それからどうしたんだっけ。