廻音
夕暮れ時、影が二つ。
「來玖さん。本当に着いて来るんですね。」
「黒雅、って奴を一目見たいんだ。」
「見た事あるでしょう。何も変わってませんよ。」
「本当の目的は『面白そうだから』。」
面白そう、ですか。
まぁ、お姉ちゃんには言ってるしいいか。
黒雅さんにも一応連絡済みだ。
彼の目的は姉だけだから、外野はどうでもいいらしい。
「大人しくしててくださいよー。」
はいはい、と返事をする彼は、どことなく不敵な笑みで、不安になる。
邪魔したら許さないんだから。
「來玖さん。本当に着いて来るんですね。」
「黒雅、って奴を一目見たいんだ。」
「見た事あるでしょう。何も変わってませんよ。」
「本当の目的は『面白そうだから』。」
面白そう、ですか。
まぁ、お姉ちゃんには言ってるしいいか。
黒雅さんにも一応連絡済みだ。
彼の目的は姉だけだから、外野はどうでもいいらしい。
「大人しくしててくださいよー。」
はいはい、と返事をする彼は、どことなく不敵な笑みで、不安になる。
邪魔したら許さないんだから。