センセイ達の内緒話




「そう言うなら、青山先生はどうするん?」





黒岩先生にそう言われた青山先生は深呼吸をした後に、静かにこう言った。






「卒業式の日に告白するつもりでいます」






黒岩先生と緑川先生は顔を見合わせた。






「やっぱり本気やったんやな。青山先生は」




「今までの俺のファンとは全然違う。俺のあかん部分も全部知ってくれてるし、一緒にいてめっちゃ癒されるし・・・・・・あんな子にはもう出会われへん気がします」






正直に胸の内を明かした青山先生はすっきりした表情をしていた。





「俺も・・・・・・まずはお見合い相手の女性にちゃんと断ろう。そこからやな」




「ですね。自分に嘘はつけませんから」






3人は、もう一度乾杯をした。




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