蜜色トライアングル ~Edges of precise jade
「ごめん。処女を奪った責任は取るよ。おれはもう、お前以外の女は一生抱かない」
「……っ、圭ちゃん……」
「というより、抱けない。お前の体を知ったら、もう無理だ」
圭斗の言葉に木葉はカッと頬を染めた。
……それは、木葉も同じだ。
もう圭斗以外の人となど、考えられない……。
ぼうっと見つめる木葉に、圭斗は熱っぽい声で続ける。
「結婚しよう、木葉。木葉ももう、おれ以外の男に抱かれちゃダメだ」
「……」
「おれが印をつけた。……おれだけのものだ」
甘く囁き、圭斗は唇を寄せた。
優しく絡め取るような強引な瞳に、心が吸い寄せられる。
木葉はどうしようもなく圭斗に惹かれるのを感じた。
優しいところも、強引なところも……。
圭斗の全てが、愛おしい。
「……好き」