蜜色トライアングル ~Edges of precise jade
心から溢れる想いが、ぽろりと零れる。
木葉の言葉に、圭斗は目を見開いた。
信じられないという表情で木葉を見る。
木葉はもう一度、笑って言った。
「好きだよ、圭ちゃん。恋人として」
「……木葉……」
「私、圭ちゃんの恋人になれて、とても嬉しい」
と言った瞬間。
奪うように抱き寄せられ、木葉は再びシーツに仰向けになった。
圭斗の瞳が真上から木葉を見据える。
その瞳は少し潤み、熱く輝いている。
「……ずっと何年も、その言葉を待ってた……」
「圭ちゃん……」
「ありがとう、木葉。……すごく、嬉しい」
言い、圭斗の唇が木葉の額に落ちる。
額、頬……そして唇へ。
木葉の腰に圭斗の腕が回り、強く抱き寄せられる。
木葉は圭斗の腕の中で、圭斗の優しさと熱い想いに包まれるのを感じていた……。