蜜色トライアングル ~Edges of precise jade
思いがけないところから現れたゾンビを圭斗の銃が打ち抜く。
圭斗は自分の近くに現れるゾンビを撃ちながらも、木葉が仕留めもらしたゾンビを手際よく撃ちとめていた。
圭斗は初心者とは思えない銃さばきでゾンビを手際よく片付けていく。
まるでゾンビ撃退部隊のエース隊員のようだ。
……医者には反射神経も必要なのだろうか?
と思いながら木葉は圭斗をちらりと見上げた。
「圭ちゃん、ゾンビの世界でも生きていけるね……」
と、木葉が感心したように言うと。
圭斗は何とも言えない顔で肩をすくめた。
「まるでおれがゾンビになったかのように言わないでくれ……」