蜜色トライアングル ~Edges of precise jade



「……木葉」

「……」

「何で木葉の車が、おれの車の正面に突っ込んでくるわけ?」


圭斗の言葉に木葉はぴしっと固まった。

確かにさっきから何かおかしいと思ってはいたのだが。


――――これはいわゆる逆走というやつかもしれない。


しかし気付いたところでもう遅い。

木葉はハンデをもらうどころか、ハンデをあげることになってしまった……。


< 46 / 161 >

この作品をシェア

pagetop