蜜色トライアングル ~Edges of precise jade
「……木葉」
「……」
「何で木葉の車が、おれの車の正面に突っ込んでくるわけ?」
圭斗の言葉に木葉はぴしっと固まった。
確かにさっきから何かおかしいと思ってはいたのだが。
――――これはいわゆる逆走というやつかもしれない。
しかし気付いたところでもう遅い。
木葉はハンデをもらうどころか、ハンデをあげることになってしまった……。
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