お前が好きなのは俺だろ?
「ちょっと今いいか?」
「う、うん。」
ピンクの部屋に足を進めると、肩を少しビクッと震わせた。
動揺してるというより、警戒されてるんだろうな……
あんなこと2回もしてしまったしな……
小さなテーブルが置いてあるカーペットの上に座った。
広い部屋には、ぬいぐるみがところどころに置かれている。
「えっと……何か……」
俺と向かい合うようにして、座る未来。
「今週の日曜日暇?」
「え?」
「いや、暇じゃなければいいんだ」
何か用事があるな、弘也にも断る理由が出来る。
って、なんで俺が断らせようとしてるわけ……?
別に未来と弘也がどうなっても俺には関係ないだろ。