お前が好きなのは俺だろ?


「う、うぅんっ!!全然暇っ!!」



「え?」



「日曜日何もないよ!」



俺の瞳をしっかりと見る未来。



そんな未来の瞳は、やっぱり俺には純粋過ぎて、ちゃんと見れない。



「そ、そっか。実は弘也がさ、未来とデートしたいんだって」



「……え」



「自分で誘えって言ったんだけど、あいつ未来のメルアド知らないって言ってたから……」



「そ、そっか……。弘也君か……」



……え?



少しトーンの下がった未来を見ると、瞳をいつの間にか伏せている。



それに今……



『弘也君か…』って言ったよな……



それって、つまり……




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