お前が好きなのは俺だろ?
はいはい。
これ以上何か言うと、本当にキレられそうだし、おとなしく入ってくるか。
あっ、でも……
「今度は一緒に入ろうな♪」
――パタン
「っ―……!!」
閉めたドアを隔て、未来の声にならない悲鳴がリビングから聞こえた。
やっぱり未来をイジメるのは楽しいな。
お風呂から上がると、リビングのテーブルに料理が綺麗に並べてあった。
本当に未来って、こういうの得意なんだよな……
「未来っていい奥さんになるよな―……」
「な、なにをっ///!?」
あっ、聞かれてた。