お前が好きなのは俺だろ?
――――――――……
「イヤダね~、朝からエロいことを考えてるやつは」
「……は?」
ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべて、弘也が俺の席に近づいて来る。
こいつは変態か……?
「は?じゃ、ねぇだろ。朝からあからさまに機嫌いいじゃねぇか」
「……」
「未来ちゃんと何か進展があったのか~~」
こいつの方が絶対エロいこと考えてるだろ。
「別に何もねぇよ」
「嘘つけ~」
ニヤニヤと笑ったまま、疑いのまなざしを向けてくる。
でも、本当なんだよな―
未来とは、キス以上のことはまだしていない。
なんでかって?