お前が好きなのは俺だろ?


「つまりさ、未来って相当愛されてるのね」



「……へ?」



「だって、一つ屋根に住んでてその発言でしょ?愛されてる証拠よ」



愛されてる……のかな。



そんなこと初めて言われた。



「あらら、ニヤニヤしちゃって」



「なっ///」


「なんかイラつくな~~」



「いひゃいいひゃい!!」



頬をつままれ、そのまま横に引っ張られる。



「だ、だって、そういう風に言われたの初めてなんだもん」



愛されてるね。なんて、言われたことなかったし。



それにずっと不安な気持ちだったから…




「あんたたちさ、付き合ってることやっぱりこのまま隠し続けるの?」



「隠してるわけでもないんだけど……。でもやっぱりね……」




これから本当の家族になってしまうあたしたち。


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