お前が好きなのは俺だろ?
Home*6
*我慢してやろう‐玲Side‐
「ん……」
「目、覚めた?」
ゆっくりと瞼を開け、俺を瞳に映す。
「……」
まだ意識がはっきりしてないんだろう。
ボーっと俺を見つめる未来。
「体、大丈夫か?」
「体……っ///!」
ハッと思い出したように、頬を赤く染める。
「だ、大丈夫……だと思う。というか、どうなるか知らないし……」
「あぁ、そっか。初めてだっただもんな」
「なっ///!はっきり言わないでよ!!」
「は!?事実だろ。つーか、ちょっと静かにしろ。まだ親、寝てる」
「あっ……」
まだ夜明け。
夜遅くに帰ってきた両親はまだ寝ている。