お前が好きなのは俺だろ?



この場合はどうする?



ってか、本当にこいつこの後のこと知らないのか?



「それで……?」



「へ?」



間抜けな声だな。



「特に要望はないってわけだ……」



「え?」



まぁ、あってもらっても困るけど。



「た、確かにないです」



よし。



じゃあ答えは決まり。




「ごめん。キミだけは無理」




だってキミは……



「じゃあ、僕は帰ってもいいかな?今日は大事な用事があるんだ」



「あっ……はい、どうぞ……」







キミは……俺の妹になるんだから―……




< 33 / 424 >

この作品をシェア

pagetop