お前が好きなのは俺だろ?


机に肘をつき、頭を抱えた。




「は!?ちょっとさすがにここで未来ちゃんをバカにするのはどうかと……」



「未来じゃねぇよ」



「え?」



未来じゃねぇ。



未来以上に、俺はバカで笑えるんだ。




あいつの、苦しさに、俺は何一つ気付いてやれなかった……



それどころか……




――『お前は俺との将来を見てたことはなかったもんな……』




最低な言葉で、もっと未来を傷つけた。



未来は決して、俺との将来を見ていなかったわけじゃない。





ただ、俺の気持ちが本当に自分に向けられているのか自信がなくて……見れなかったんだ―……




ほんと、俺は言葉がたりないな……



誰よりも俺の言葉を必要としている人に……



俺は……




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