お前が好きなのは俺だろ？

「でもさー、未来ちゃんも突然そんなこと聞くのは不思議だよな―」



そう、俺もそおれは不思議に思っていた。



俺の気持ちが分からなくて、確かめようとしたのは分かる。



でも……



何か引っかかる。



未来がそこまで不安になった理由……



でも、今はそのことより、しないといけないことがある気がするんだ……



「弘也、俺、決めた」



「何を？って、聞きたいことだけど。なんとなくわかるからいいや」



ニコッと笑う弘也は、俺の考えていることを本当に理解しているようだった。




腐れ縁って、怖いな。



「玲ってさ、自分が気付いてないだけで、すごく変わったよな」




「は……？」



変わった……？



俺が……？