お前が好きなのは俺だろ?


「じゃあ、そうすればいいだろ?でも、そしたら絶縁覚悟くらいしろよ」



「ゆ、勇吾さん!!」



絶縁なんてっ……



なんで玲も認めなくていいなんて……



「俺は別に構わない」



「玲っ!!」



「でも、それじゃ未来が幸せになれねぇんだよ」



「っ……」




玲……



「俺は未来を幸せにしたい。その為にはどうしても父さんたちに認めてもらいたい」



あぁ―……



あたしは本当に彼に泣かされる。



こうやって何度も、心を震わされるんだ……



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