お前が好きなのは俺だろ?
「状況もなにも、聞かなくても分かるだろ?」
「いや、まったく……」
なんで押し倒されているのか教えてほしい。
「親には認めてもらった」
「う、うん……」
「そして、保健室でちゃんと気持ちを分かりあった」
「うん……そうだね……」
「そしたらこうなるだろ」
いやいやいやっ!!
「ならないからっ!!」
そうなるわけないでしょ!
「じゃあ……」
「……」
「未来と愛し合いたいんだよ……」
「っ……」
あたしを押し倒したまま、そっと耳元で囁いてくる。