お前が好きなのは俺だろ?
俺が黒なら、彼女は白。
それくらいはっきりとした格差があるような気がした。
そして……その純粋さに、イライラした。
でもそのイライラがそのうちワクワクに変化して……
久しぶりに、面白いオモチャを見つけた気分になったんだ。
俺だけの、イジメがいのあるオモチャに―……
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「なぁなぁ―…今日、お前の家に行ってもいいか?」
「は?」
「この前のゲーム、まだクリアしてないんだよ」
「あぁ―…」
そういえばそうだったな……
「別にいいけど。お前こそ今日は大丈夫なのかよ?」
「おう!今日はお泊り保育だから、大丈夫だ!」
弘也の家は親が離婚していて、父親だけしかいない。