お前が好きなのは俺だろ?
「あんなかわいい妹なら、大歓迎です」
「そ、そうか!!」
パアッと明るくなった父さんの表情。
「それはよかった!これで一緒に住んでも大丈夫そうだな」
……は?
「あ、あの……父さん。一緒に住むとは……?」
「あぁ、今週末にでも2人にここに越してきてもらおうと思っているんだ。祥子もそうしたいって言ってたし」
なんだって!?
一緒に住む!?
でも……そっか。
家族になるわけだし、遅かれ早かれそうなるか。
「わかりました。僕も祥子さんと未来ちゃんと一緒に暮らせるのは楽しみです」
「そうかそうか!」
喜ぶ父さんを見て、そう言って書斎を後にした。