お前が好きなのは俺だろ?
「じゃあ、僕に付いてきて。重い荷物は僕が持つよ」
「あ、ありがとう……」
へぇ~意外に常識的なことはわかっているんだな……
お礼を言った未来に、少し感心した……
「はい。ここが未来ちゃんの部屋だよ」
俺の隣の部屋にあった空き部屋。
「っ!!」
その部屋を見たと同時に、パァ―と明るくなった未来の表情。
この部屋はお気に召したようだ。
娘ができるのが相当嬉しいのか、数日前から父さんがいろいろと準備をしていた。
ベットにソファー、テーブルまでも、かわいい装飾品で部屋中が埋め尽くされていた。
まさに女の子の部屋と言った感じだ。