動化家2
サラ
ガロとリリが駆けつけた。ガロは魔法使いにビンタをした。
サラ「何すんのよ!あたしを誰だと思ってんのよ!前までも見習い魔法使いじゃないんだから!あんたなんか死の魔法で…。」すると、紙切れが落ちた。
リリが拾って読み上げた。
リリ「悪の魔法チームのリーダーサラ?」
ガロ「悪の魔法チーム?」
サラ「あたしの名前はサラよ。魔法省がね、裏で色んな魔法使いを色んなチームに分かれて雇ってるのよ!私達のチームは、人を死の魔法で殺して魂を集めるチームなのよ!その魂は私達の身体に入り、その人の特徴だけが身体に残るのよ!見習いだった私も、あなたの恋人を殺して、ほら、この指輪。」指輪を見せた。
ガロ「これは…俺がプレゼントした指輪…。返せ!」
サラ「いいわよ?でもお願い事を聞くならあげるわ!」
ガロ「なんだ!」
サラ「私のポケットに紙切れがあるから取って読み上げて!」林檎が取って読み上げた。
林檎「この者を死の魔法により殺す。動化家サリア。動化家ジオラ。動化家、刹那。動化家カオル。動化家ナナ。」
リリ「えっ!動化家?」
サラ「驚いた?アハハ!書かれてる人は邪魔な人なのよ?魔法省が書いた事だから、私が書いた訳じゃないわ!どうする?やる?やらない?」
リリ「ガロ…。」
ガロ「やらない!だけど…。」サラ「残酷かしら?いいわ!ここに書かれた人をここに連れてきたら、指輪を返してあげる!最終的に決めるのは、魔法省の人だから。」
林檎「それならやっていいんじゃないですか?」
ガロ「あぁ…。」
リリ「ガロ受けて!」
ガロ「しかし…。」
リリ「その場で殺す訳じゃないから。」
ガロ「分かった!受けるよ!」サラ「話しが早いわね!そうね、3日間でここに連れてきて、もし1人でも連れてこなかったら…。」指を鳴らすと、1人の魔法使いが林檎を縛った。
サラ「この子の命はないと思ってね?」
リリ「林檎ちゃん!」
サラ「この子は殺すには惜しいわ!そうね、私達のチームに入れるわ!3日後の夜の10時までよ!」
ガロ「分かった!リリさん、動化家に案内して下さい!」
リリ「分かったわ!」2人は走って行った。
サラ「取引しない?」
林檎「取引?」
サラ「えぇ。あなたはまだ見習いでしょ?あなただけのチームを作ってもいいのよ!活躍したら有名になって、魔法省に認められたら、あなたは立派な優秀な魔法使いになるわよ?」
林檎「本当に?」
林檎は揺らいでいた。
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