動化家２

大会当日

次の日、朝から慌ただしくなっていた。
審査員が早く来たからだ。
みんなは、審査員に向かって動物に変身して披露していた。
サリアは庭にいた。
リリが来た。
リリ「サリア様、大会には出ないんですか？」
サリア「私は、失格でいいわ。」
リリは、サリア様の腕を引っ張り出し、審査員の前に連れてきた。
審査員「次は、サリアか。披露してくれ！」
サリア「分かりました。」
サリアは魔法を使い、前までとは違う動物に変身をした。
白馬になった。
サリア「ヒィヒィーン！」
サリアは、魔法を使い金色に輝く星を降らせて、渦が出来るように円を描くように動いた。星は飛び散り、粉々になり降った。
サリア「終了！」
審査員「シンプルかつ綺麗だった！」
サリアは暗いまま闘技場から出て行った。
リリは追いかけた。
リリ「どうしたんですか？」
サリア「何でもないわ。」
リリ「私の目を見て下さい！」サリアは目を反らした。
リリ「私に言って下さい。」
サリアは白い雫のネックレスを渡した。
サリア「私の形見。貰って。」リリ「まさか、魔法省にバレたんですか？」
軽く頷いた。
リリ「私が、撤回して来ます！」
行こうとしたリリをサリアは止めた。
サリア「いいのよ。今日の夜が、タイムリミットだから。ありがとうね。これ、みんなに渡して頂戴！」
手紙を預かった。
リリ「分かりました。みんなに渡して来ます！」
数時間経ち夜になった。
サリアは、闘技場にいた。
魔法省の幹部が５～６人来た。魔法省「今から、サリアを死刑にする！皆さん、用意して下さい！」
死刑の準備が始まった。