動化家2
リリとユウユ
リリとユウユは家の中にいた。ユウユはロープを外した。ユウユ「逃げな。ここに居ても君は不幸になるだけだよ。」リリは逃げようとしなかった。ユウユ「どうして逃げないんだい?」リリ「私…。分からないんだ。今まで好きだったのはカオルなのにナナに告白されて婚約して幸せだったけど、最近のナナは上の空。日記を見つけて呼んだら、もし初恋相手に告白されたら僕は揺るぎなく初恋相手と婚約したって書いてあって、私は何の為に生きているのか分からないんだ…。」ユウユ「深く考えたらダメだよ。僕は、愛していた女の子を父がナイフで刺したんだ。あの父は義理の父で、僕は、動化家の近くにある、魔法家の者だった。僕はもうここから抜け出す事は出来ない。」リリは優しく頭を撫でた。リリ「出るなら今がチャンスなんじゃない?」ユウユ「そうだな…。けど見つかれば俺は永遠に…。」リリはユウユの腕を引っ張り出した。リリ「考える暇あるなら行動しなさいよ!」リリとユウユはリリの魔法で空を飛んだ。ユウユ「こんなにも人が騒いでる。」リリ「こんなにも綺麗な星空のライトがあるのに人間って無駄な事ばっかりして生きてるのね…。」リリは悲しい目をしていた。ユウユ「リリちゃん他の人と違うね…。僕、リリちゃんに惹かれてるみたいだ。」リリは優しく抱きしめた。リリ「ありがとう。さぁ行こう!」リリは闇市場を出た。