動化家2
サりアとジオラ
ナナは赤い指輪を見ていた。すると、強く光り出した。ナナ「みんなに何かあったのか…」光は動化家の使われていない屋根の部屋を照らし出した。ナナは歩いて屋根部屋に行った。扉を開けると、赤い水晶が強く光り出していた。ナナは赤い水晶を手に持った。すると、また光り出し赤い水晶から人が出てきた。赤い水晶は消えてなくなった。ナナは目の前を見た。1人は女性で黒髪が長く綺麗な顔立ちをしていて大きなドレスを着ていた。もう1人は男性で僧侶みたいな服を着て派手な帽子を着ていた。サりア「私は、サりア。大魔法使い。」ジオラ「私は、ジオラ。歴代の当主様の中で一番強い力を持っているエキスパート。」ナナ「私は、ナナと申します。お願いがあります!みんなを助けて下さい!」ナナは土下座をした。サりア「頭を上げなさい!闇市場へ行ったのね…。」ジオラ「まさか!そんな危険な所に?」ナナ「はい…。みんな連れ去られた赤の魔法使いを追いかけて…。」サりア「そう…。赤の魔法使いには罰を与えなければなりませんね。」ジオラ「行ってはいけない所に行けば、キツい罰をくださないといけない!」サりア「居るんでしょ?カオル。シューケル!」カオルとシューケルが現れた。ジオラ「助けてもいいが、ルールはルールだ!赤の魔法使いには…」カオル「罰を与えても構いません!」シューケル「ルールですから…」ナナ「罰は与えないで下さい!」サりアはステッキを振った。サりア「ならん!そのような事を言うのは、ルールを作った私への侮辱か!文句を言いたいのか!このような者がいる限り、動化家は進化せん!」ナナ「すみません。罰を与えて下さい。」ジオラ「よく言ったな!」サりア「ならば、私達は闇市場の上空から探してやろう!」ジオラ「それでは行って参ります!」そう言って魔法を使い空へと行った。