動化家2
試練の道と火山に住む長老
リリはライカから貰った地図を見ながら空を飛んでいた。すると、訓練の道と書かれた所があった。看板にはこう書かれていた。”ここからは魔法を使うとあなたの命を少しずつ削っていきます。命を惜しくは使わない事。”リリは魔法を使うのを止めて上まで登った。リリ「何なのこの山…。」大きな火の粉か飛んできた。リリは必死によけながら進んだ。リリ「危ない。これじゃ試練の道で死んでしまう。」ゆっくり慎重に進むと目の前にドラゴンが立っていた。リリ「私は、火山に住む長老に用事があるの!そこをどいて頂戴!」ドラゴン「嫌だね!」リリ「どいてよ!」ドラゴン「どかない!私の頼みを聞いてくれたらいいが?」リリ「なによ!」ドラゴン「奇跡の実を俺にくれたら通ってもいい。」ドラゴンは赤い紙を出した。そこには約束の紙と書かれていた。ドラゴン「お前が約束するなら自分の名前を書け!万が一約束を破ったら、約束の紙を燃やす。書かれた名前のやつも燃える!」リリ「分かったわよ!」リリは自分の名前を書いた。ドラゴン「ありがとよ。さぁ通りなさい!」リリは通った。どんどん進むと火山の頂上に着いた。看板があった。”用がある人は火山から飛び降りなさい。長老”リリ「ここから飛び降りるの?」意を決してリリは飛び込んだ。火山の火は触ると冷たく出来ていた。リリ「不思議ね。」どこから声が聞こえた。長老「魔法使いが火に触っても燃えたりはせんのじゃ!」辺りを見ると下におじいさんがいた。下に着いておじいさんは杖をリリに向けた。長老「わしは、火山に住む長老だ!お主は誰じゃ!」リリ「私は、リリです。あの、奇跡の実まだありますか?」長老「なんじゃと?お主、奇跡の実と言うたな…。ある事はあるが1つしかない。だが、わしも奇跡の実はいる。奇跡の実は人々を幸せにする実。火山の中でしか栽培出来ない。実るまでが大変なんじゃ。リリントにいた長老とわししか育てられん。リリに渡してもな…。」リリ「お願いします。私、リリントを元通りの町にしたいんです。今は小さな女の子1人残っていて、その女の子も私と同じ気持ちなんです。お願いします。」長老「よかろう。それほどまでに言うなら…。」長老は金の箱を持ってきてリリに渡した。長老「大切に使いなさい。」リリ「ありがとうございます。」長老は杖を振った。すると、リリは火山の入り口に飛ばされた。持ち帰ろうとした時、リリはドラゴンに捕まった。