動化家2
本当になりたいのは…
3人は中に入った。リリは苦しがり叫んでいた。リリ「みんな、ごめんね。私、もう生きたくない。」カオル「リリ、カオルだよ?」リリ「カオル?」ナナ「リリ、ナナだ!」リリ「ナナ?」雫「リリちゃん。雫だよ?」リリ「雫?」ゆっくり目を開けると、リリは3人の腕の中で抱き締められていた。
ゴイヤ「3人の声だけで?」
リリ「私が、本当になりたいのは当主様じゃないし花嫁さんでもない!私がなりたいのは、憧れのマリヌ様と一緒に動化家で暮らす事なの!」リリが叫ぶと、黒くて丸い物体は消えて、4人は落ちた。ゴイヤが魔法で助けた。
ゴイヤ「危機一髪です!私は、魔法省の人間でありますが、裏の姿は、赤の魔法使い様の護衛です!何か御座いましたら、この赤い笛を鳴らし、お呼び下さい!」赤い笛を、リリが受け取りゴイヤは消えた。
カオル「お前…。マリヌ様って。」ナナ「サリア様より、お偉いかただぞ?しかも、動化家のライバル。」雫「マリヌ様はお綺麗で真面目で魔法も一流だ。マリヌ家の住人は、動化家を嫌ってるのに…何で?」リリ「私、小さい頃に、マリヌ様と遊んだの、その時のマリヌ様は輝いていて、可愛かった。親友同士にもなった。でも、マリヌ様は、当主様にならないと消されるって話しを聞いて駆けつけたら、男性に記憶破壊マシーンで私の記憶を消されたの。」カオル「じゃ、記憶は…。」リリ「ないと思う!私との思い出を取り戻したいの!」ナナ「協力してやるよ!」雫「俺も、協力する。」カオル「リリ…。俺も、協力する!」リリ「ありがとう。」4人は、ひとまず動化家に帰った。
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