動化家２

嘘の話し

セシルはシューキルとある計画を企んでいた。お金で雇った魔法使いに、サリア様の部屋を空っぽにしてもらい、サリア様の字をコピーして、離婚届を書いて机に置いた。セシルはシューケルをバルコニーに呼んだ。
セシル「シューケル様！サリアお嬢様が居ません！」
シューケル「何だって！」
セシル「こちらへ来て下さい！」セシルはシューケルをサリア様の部屋に連れてきた。机には離婚届があり、それを、シューケルに見せた。
シューケル「離婚届…。」
セシル「シューケル様？」
シューケル「やっぱり、僕との結婚が嫌だったんだ。」シューケルは涙を流した。セシルはハンカチを差し出した。
セシル「シューケル様。サリアお嬢様は、お嬢様って立場が嫌だったんではないですか？女の子なら、普通に恋愛して家庭を持つのが夢みたいなものですから。」
シューケル「そうかもしれないな。」シューケルは、セシルに抱きついて泣いた。
セシルは優しく頭を撫でた。すると、サリア様のお母様が来た。
お母様「何やってるの！」
シューケル「サリア様が家を出て、離婚届を置いて行って………。」離婚届を渡した。
お母様「これは…！」
セシル「サリアお嬢様から、手紙を預かっているんですが。」手紙をお母様に渡した。
お母様「私、サリアはリリと一緒に出て行きます。シューケルが好きなのは本心だったけど、堅苦しいお城で一緒に住むのは嫌です。これじゃあ、姫様が居なくなります。なので、セシルお嬢様が、２つのお城の姫様になり、大変だけど、シューケル様とシューキル様の妻になって下さい。 サリアょり。」お母様は泣いた。
お母様「サ、サリア…。」
セシル「私は、どうすれば？」シューケルがセシルの手を握った。
シューケル「私の妻になって下さい。」
セシル「シューケル様。」
お母様「そうね。なってあげてくれる？」
セシル「はい！分かりました。１つお願いがあります！不審者が、最近ウロウロしているので、皆さんにＩＤカードを持たせたいんですが…。サリアお嬢様は、いつ帰ってくるのか、帰って来ないか分からないので作らなくてもよろしいですか？」
お母様「分かったわ！すぐ手配するわ！」お母様は、その場から去った。
シューケルにセシルは抱きついた。
セシル「大丈夫だからね。」
シューケル「はい。」セシルの嘘の話しに惑わされた。