動化家2
新しい動化家
4人は新しい土地に来た。
サリア「シューケル、この島はかつて、昔の動化家があったとこなのよ!」
シューケル「私の第2のふるさと…。」シューケルは嬉しくて涙を流した。
お母様「男は泣くもんじゃなくてよ!」
シューケル「はい…。」
リリ「魔力がなくなっていて、いつ崩れてもおかしくない状況なの。昔の動化家の人は、魔力の種を蒔いて、魔法で育て、建物など増やしていったわ。今の私達もこの方法でやってみないかしら?」
サリア「いい考えね!」
シューケル「そうなれば、人を集めないといけません。」
お母様「私は、魔力少しなら使えるわ!」
サリア「じゃ、お母様とシューケルはこの島全体に結界を張って下さい!私は、リリと動化家の人達を探します。」
シューケル「分かりました!」お母様「分かったわ。」
リリ「みんな何処に行ったんでしょうか?」
サリア様は水晶を出した。
サリア「見てみましょう!まずは、雫の行き先を。」強く念じると、雫の姿が映った。雫は、若い女性と暮らしていた。
リリ「雫…。」
サリア「会話を聞きましょう。」
2人は雫と女性と会話を聞いた。
雫「助けてくださり、ありがとうございました。」
女性「もう大丈夫ですか?」
雫「はい!」
女性「誰か探してるんですか?」
雫「実は、私の婚約者を探していて…。」突然泣き出した。女性は雫を優しく抱きしめた。
女性「大丈夫です。すぐ見つかりますよ。」頭を撫でた。
サリア「この2人がいるところを映し出せ!」
水晶には、カタカナで"ホーリ村"と書かれた。
サリア「ここから近いわ!」
リリ「私は…。」
サリア「あなたは居なさい。私が連れ戻してきます!」そう言って行ってしまった。リリは落ち込んでいた。すると、シューケルが来た。
シューケル「リリ様?」
リリ「私も結界を手伝います!」シューケルは優しく抱きしめた。
シューケル「私の初恋相手は、サリア様だけではありません。一番好きだったのは、リリ様です!」
シューケルは、リリにキスをした。
リリ「んっ…。んっ…。」シューケルの唇が離れると、リリは下を向いた。
リリ「シューケルのバカ!からかわないで!シューケルには、サリア様が居るでしょ!」
シューケル「私には、サリア様が居ますが、サリア様は他に好きな方が居るそうです。」
リリ「誰よ!」
シューケル「あなたの婚約者の雫さんと、カオル様です。」
リリ「嘘……。」リリは膝を崩した。
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