動化家2
サマーダイヤモンド
サマーダイヤモンドはキラキラと輝いていた。水色の冠にダイヤモンドがたくさんちりばめられていた。
作弥「サマーダイヤモンドだわ。何処で手に入れたの?」
リリ「これは、カリス海の魔の海で潜って取った物よ。だけど、高価な冠だから条件がないと渡せないわ。」
作弥「そうよね…。じゃぁ、このペンダントを差し上げるから、サマーダイヤモンドと私の釈放を警備員に言って闇取引してくれないかしら?」黄金に輝くペンダントを貰った。
シューケル「これは、もしかして…!」
作弥「あなたは分かるようね?大きな魔力が入ったペンダントなんだけど、悪の魔力と、正義の魔力が入ってるの。100個入ってるわ!」
リリ「分かったわ!闇取引してくるわ!」そう言って、リリとシューケルは警備員の元へ向かった。牢屋の入り口に居た警備員を呼んだ。
リリ「闇取引してくれない?」警備員「少々お待ち下さい。」警備員は誰かを呼びに行った。数分後、大きな男が来た。
ギラ「わしは、牢獄の番人ギラだ!闇取引はしたいのは2人だな?」
リリ「はい!」
ギラ「着いてこい!」奥の方に入って行き、テーブルと椅子が中央に置いてある部屋に来た。ギラとリリとシューケルが座った。
ギラ「闇取引を始める。」
リリ「赤い鉄格子に居る、作弥さんを釈放して下さい。」
ギラ「作弥だと!何と取引をする?」
リリは、サマーダイヤモンドを見せた。
ギラ「こ、これは…!サマーダイヤモンド?」
シューケル「カリス海で潜って取った物です!」
リリ「サマーダイヤモンドの輝きは夏だけ。冬になると黄金に輝く冠になりダイヤモンドは溶けて落ちます。売れば、高値で買い取ってくれます。」
ギラ「ふむ…。サマーダイヤモンドは珍しい冠じゃ。しかし、この冠だけじゃ、作弥は釈放出来んな。わしが長年、探している、不治の病を治す水があれば考えてやってもよいがな…。」シューケル「それならございます!私が発見した池にございました。」シューケルは地図を渡した。
ギラ「2人共、この池に案内しなさい!」
シューケル「分かりました。」3人は池へ向かった。
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