幕末ヴァンパイア
三馬鹿どもがギャーギャー喚く
あー、うっせぇ…
怒鳴ろうかと思い口を開きかけた時、
先に総司に越された
「うるさいですよ」
「だってよー、左之さんと新八っつぁんが…」
「はぁ?!俺じゃねぇよ!新八だろ?!」
「俺じゃねぇよ!!」
「まず、その口を塞ぎましょうか?」
チャキッ
総司が刀を鞘から抜いた
一気に三人の顔が青ざめる
「「「嘘ですハイ」」」
「よくわかったみたいですね」
総司、黒いぞー
目ェ笑ってねェし
……………………
何だよッ?!
この気まずい空気はよッ!
あきらかに総司はこの空気を楽しんでる
気まずい空気の中、俺が先に話を切り出した
「あー、俺は隊士達を追いかける
お前らは総司と一緒に屯所へ帰れ」
「「「はーい」」」
「御意」
「はいはーい」
一人、返事が適当だった気がするがまぁ…………いいだろう
さて、
「行くぞ、あっしゅ」