幕末ヴァンパイア
「雷神様!?」
―屯所―
「今日はいい天気ですねぇ♪」
「本当だな」
「土方さん、こんないい天気の日は甘味屋でも行き「嫌だ」
「チッ」
「総司!!お前、今舌打ちしただろ!!」
「うるさいですね土方さん。僕の耳が聞こえなくなったらどう責任取るつもりですか?」
「総司ィ……」
「あっ、土方さんが責任取るとか
あるワケないですよね。
土方さんがそんな親切なワケないですよね。
むしろその方が気持ち悪いですね」
沖田がそう言ってる間にも、
土方を取り巻くドス黒いオーラはどんどん大きくなっていく
「総司…てめぇ………」
-ここは京都
平和な町であるー
「おっ?!何や何や!?
空が黒くなって来たで?!」
「ほんまや!
さっきまで天気よかったのになぁ…
あっ!!
あんたぁ洗濯モン
取り入れんの手伝ってぇな!
頼むで!」
パタパタ…
「行ってもうたがな…
ちぇっ、手伝ってとか言うといて
結局ワシ一人かい…」
ゴロゴロゴロ……
「えらいこっちゃ!
早よせな、かぁちゃんに怒られてまうわ!!」