幕末ヴァンパイア

総司..





……





…………………とまぁそうだったんですよ」


僕は手短に説明した

ほとんどでっちあげだけどね?

あっしゅさんがこの場にいない今、説明をしたらややこしくなるから

「…そうだったのか…アッシュさんは大丈夫なのだろうか…??」

と、本当に心配そうな近藤さんにものすごく申し訳なくなってきた

だけど、仕方ないよね

口下手のあの土方さんに説明させるよりは幾分マシだし



そんなワケで近藤さんゴメンナサイ



「大丈夫ですよ、きっと



ね?土方さん」


僕が土方さんに念を押すように聞くと、


「あ、あぁ」


と近藤さんを申し訳なさそうに見て、そう言った


ふーん?

土方さんにも申し訳ないとかいう感情あるんだ…?


「何だよ総司」

じぃーっと僕が土方さんを見つめているのに気付いたのか土方さんが訝しげにこちらを見た

「別に?土方さんの顔が面白かったから見てただけ」

「そうかよ」

と、土方さんの素っ気ない返事




心の中で舌打ちをする




ちぇっ…………なぁーんだ面白くないなぁ…




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