幕末ヴァンパイア

「ん……」

頭がズキズキする


………

……


何故、私は布団に寝ているんだ


「起きたのか?」

突如、低い男の声が聞こえた

?!

がバッ!!

「いっ……!!」

「おい、大丈夫か?
無理に身体を動かすな」

そう言った声の主を見た

「…………?」
「…ッ////!!」


……………この人誰?

私はじぃっと
目の前の男を見つめた


凛々しく整えられた眉
切れ長の目
漆黒を思わせるような瞳
形のいい薄い唇

鼻筋の通った美形の男だった

何とも…

「美味しそうだ」
「は?」

「おぉっ!?
ちょっ……////!!」

私は男の上に馬乗りになった


「……頂きます」

男の首に顔を近づける
「なっ…////?!」

唇がちょうど首に触れる―――、

その時だった


「「「やめーーーーい!!」」」
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