幕末ヴァンパイア
あっしゅ…どうか受け入れてくれ…
お前はまだ死ぬべきじゃない―――――
あっしゅ―――――、
俺達を信じてくれ―――
こう俺は願ってもいいのだろうか
【鬼の副長】の俺が……
あいつを見た時、何か【運命的なモノ】を感じた
あのあっしゅの死んだように感情を映さない瞳を見て、俺はこいつ支えてやりたい―――、と
思った
だがそれを俺の中の【鬼】が許さなかった
――芹沢の言葉を忘れたのか
―――『お前になら……鬼に…なれる…』―
と
だから、俺は【鬼】になった
芹沢が死んだ今―――、俺が【鬼】なってやる
そして、いつのまにか気付いたらあっしゅの首に刀を突きつけていた―
俺は…あっしゅが気になって仕方がない―
会ったばかりだというのに
この気持ちは…
何だ―――?