幕末ヴァンパイア
夜7時―、
「あっ、来た来た♪」
かをりの家前にちょうど7時に着いた
すでに他の二人はいる
どうやら私が最後だったみたい
「ひろと…
荷物、多すぎじゃないか?(汗)」
ひろとの旅行バックはこんもりと膨らみ、
締まりきれなかったのか中身が飛び出している
全く何を入れてるんだか
「アハッ☆
何かさーぁ、色々、入れてたら入りきれなくなってさ☆」
あいかわらずな奴である
「ひろとって抜けてるよなーww」
「そうそう!言えてるーw」
「なんだとーッ!!」
本当に残念な奴である
顔は整って成績も良し器量も良しで女子にモテているのに
女子たちも素を知ったら驚くだろう
この抜けたとこさえなければ…
「ちょッ!陽夜!今なんか失礼なこと考えてただろッ!」
「いや、別にw」
本当に騒がしくて
抜けてて
面白い奴である